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軽度だけど、複数の依存症から回復した話をするよ(2)

自分が依存症かもしれないと気付いたら、本当はすぐにでも専門家や自助グループに助けを求める方がいいです。
私は誰にも相談しなかったので、回復に長い時間かかってしまいました。

※私は比較的軽度だったので、重い依存症で悩んでる方はこの記事を鵜呑みにしないでくださいね。
※あと、なるべく変な広告はブロックしてますが、時々関連キーワードで不適切なのが表示されるかも。すみません。

前回の記事はこちら
長いので簡易版はこちら

前回の記事で紹介した、飲みに行っても楽しくなさそう、食べても楽しくなさそうと思い込む「嫌なイメージ作戦」は結構よかった。でも時々どうしようもない不安に駆られ耐えきれませんでした。

そもそも、どうしてこうなった?

私は子供の頃からADHDの特徴があり、ぼーっとしていたり、衝動を抑えるのが下手でした。
どうも自分は人より劣ってるな、という感じがしてたんです。
その上両親もおそらく発達障害、アルコール依存や軽度のDVがあり、お前はダメだと言われ続け家庭が安らげる場所ではありませんでした。
なんだか自分はどこにも居場所がないような気がしてました。

いつも孤独感を感じるのはしんどいので、そのうち頭を空っぽにしてくれるものにハマるようになりました。
毛を抜いたりしてるとその時は夢中で心が安らぐんですね。

過食やアルコール、S○Xなどにはまってる時も、快感の虜になってる訳じゃなくてむしろ何も感じずに済むというか、寂しさに向き合わずに済む。

何か嫌なことがあると頭を空っぽにする習慣がついてしまうと、どんどん自分と向き合う事を避けるようになってしまいます。何も感じないようになり、せっかく努力しても嬉しさも感じられないようになってくる。

厳しくするのは逆効果? 孤独感や無力感がそうさせる

ここに興味深い話があります。

檻にマウスを入れ、普通の水と麻薬入りの水を与えると、マウスは麻薬中毒になってしまいます。
でもチーズや遊具、他のマウスなどの入った楽しい場所に入れると、麻薬入りの水には誰も手をつけないそうなんです。

つまり、薬物自体が問題なのではなく、問題はその人が、自分の人生を檻のようなものだと感じてる事。
その人の抱える孤独感や、無力感が原因なんですね。

「TED Talk ジョハン・ハリ「依存性」- 間違いだらけの常識」より

孤独感や無力感をなんとかしないと、一つの依存症は治ってもまた別の依存症になってしまうという訳です。

自分の抱える問題に向き合う

そこで私は本格的に自分の問題と取り組むことにしました。
先程書いたように、どうしてこうなったのかを辿っていくと自分の問題点が見えてきました。

・嫌な気持ちから逃げるクセがついてしまっており、気持ちのコントロール方法を知らない
・ADHDで他の人より劣っているように感じる
・家族と疎遠で、友人や恋人とも長続きせず、人との繋がりが感じられない

他の記事で詳しく書きますが、それらをひとつひとつ解決してゆきました。
まず取り組んだのが、嫌な気持ちをコントロールする訓練です。

結局マインドフルネスかい!

そうです、あのスティーブ・ジョブズもやってたと言われる今流行のマインドフルネスでございます。

といっても私の場合、瞑想するところまでは行かなくて、今までずーっとないがしろにして来た自分の感情をそのまま受け入れる、という感じ。

Photo by Felix Russell-Saw

例えば、今不安でイライラして仕方なくなったら、その不安がどこにあるのか、どんな感じか、など観察してみる。
不安から逃げるのではなく、淡々と観察する。
不安や寂しい気持ちもあるがまま受け入れて、逆に呼吸や、外の音、自分の状態も淡々と受け入れる。

私の場合これで随分嫌な気持ちをコントロールできるようになりました。

これはネットで調べた私なりのやり方で正解なわけじゃありません。よかったら自分に合った方法を探してみてくださいね。
方法はどうあれ、「自分は気持ちのコントロールが下手なだけ。学んでいけばいい」と考えると気が楽になりませんか?

自分の思い込みを外す

これでもまだなかなか不安な気持ちや依存したいが消えない場合、思い込みやマインドブロックが邪魔をしてる可能性があります。専門家じゃないのであくまで持論ですが。。。

私の場合、自分では気付いてなかったけど、こんな感じの思い込みがありました。他にもたくさんあります。
・私はADHDなので人より劣っている
・両親は私をどうやっても認めてくれない
・役に立たない私は生きている価値がない

この思い込みは簡単には変えれません。これもマインドフルネスに近いですが、自分に思い込みがあることを認め、どうやってその思い込みを持つに至ったか、別の考え方がある事を知り、受け入れる必要があります。

これは長くなるので別のエントリーに書きたいと思います。

依存症を続けるとこうなる

私は長い間自分と向き合うのを避けたため、大切な人、貴重な時間や資産を失い、毎日自分を傷つけて心や体の健康を損ねてしまいました。

ネットで探すといろんな体験談を読むことができます。依存症が原因で半身不随になったり、最悪死に至ることも。家族や友人を苦しめ、気付いたときには誰も居なくなってしまうこともありえます。

NHK福祉ポータル ハートネット 依存症家族の悩みや体験談

すごく生きやすくなった

さてわたくしはというと、自分と向き合い初めて1年でだんだん変化が訪れました。

現在、アルコール依存を止めてから4年。摂食障害も恋愛依存も同じ頃なくなりました。
一時期やばかったスマホへの執着もありません。
アルコールはお付き合いで月に1,2度1杯程度は飲むけど、それ以上は飲みたいなと思っても自制が効くようになりました。

すごく些細なことでも幸せを感じられるようになり、ADHDもあまり悩まなくなったし、重度の顔面神経麻痺になってもあんまり気にしないようになりました。

もちろんたまには落ち込んだり不安になったりもするけど、逃げなくてもしばらくすれば回復するようになりました。

人生で初めて、自分が頼りになると感じる。
酩酊するものによりかからなくても、自分の足で立てるってなんて心地のいいものなんでしょうか。

もしいまあなたが悩んでいるなら、その悩みが少しでも軽くなりますように。

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