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高齢の両親が、大量の生命保険に契約してしまった話(1)

10年ほど前から、高齢者の「金融・保険トラブル」が増えているそうだ。
あなた自身や、あなたのご両親は大丈夫?

実家の押し入れから大量の契約書を発見

私の両親は、お金や書類の管理が超苦手。あっちこちの引き出しにぐちゃぐちゃにつっこんである。

久しぶりに実家に帰り、大掃除をした時のことである。
押し入れの奥から、なにやら分厚い紙の束が出てきた。よく見ると、大量の生命保険の契約書だ。

なにこれ!?・・と思っていると、これほどないタイミングで来客があった。
その保険の営業担当者である。

「満期になった保険があるので、新規契約をしましょう」というのだ。
両親は、言われるがままにハンコを取りに行った。

お恥ずかしい話、私も保険についてはまったくの無知。
自分自身は民間保険には入っていなかったが、両親のことは知らなかった。

こんなに多くの保険が必要なのだろうか?
いい機会だから話を聞いてみよう。

なんだかうさんくさい担当者

その担当者は「この生命保険は貯蓄型で、貯金と同じで全額返ってくる上、病気になった時安心だし配当金もつくから、銀行に預けるより絶対お得!!」だと力説する。

おバカな私は保険料の確認さえせず、そんなものかと思いそうになった。

でも、なんかその時違和感を感じた。
メリットしか言わない事にも疑問を感じたし、彼はやたらとお世辞を言い、両親にハンコを急かすばかりで、肝心な事をごまかしているような気がしたのだ。

その場は契約を取り止めて、全部の保険について洗い出してみることにした。

そもそも「貯蓄型保険」って何?

その前に、基本的な用語をおさらいしよう。

保険料=支払うお金
保険金=満期や死亡時に受け取るお金
主契約・特約=基本契約とオプション
解約返戻金=中途解約すると戻ってくるお金

生命保険にはいろんなプランがあるが、「掛け捨て / 貯蓄(積立)」と「保険期間」が違う下記3つが基本形になる。

定期保険

保険期間が決まっている。期間中に死亡した場合に保険金が支払われ、何事もなければ支払われない掛け捨て型の保険。その分保険料は安いが、保障額は高め。

終身保険

保険期間の制限がなく、死亡するまで保障が続く。解約返戻金あり。貯蓄型保険なので保険料は割高。保障額は少なめ。

養老保険

保険期間が決まっている。期間中に死亡した場合は保険金を、なにもなければ満期時に支払われる貯蓄型保険。解約返戻金あり。保険料は最も割高で保障額は少なめ。

まとめると、掛け捨ては、期間中に死亡しなければ保険金はないが、死亡すれば安い保険料で高額の保険金が受け取れる。

貯蓄型は、保険金の支払いが保障されているが、その分保険料が高く保障額が少ないというデメリットがある。

両親は、この養老保険を10以上契約していた。
じゃぁその担当者が言うように、貯蓄型ならお金も返ってくる上、いろんなお得な事があるのだろうか?

高齢の両親が、大量の生命保険に契約してしまった話(2)」に続く

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